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2020年1月10日(金) より

Mobirise

中正なる道
—MANDALAという宇宙—
 

会期: 2020年1月10日~ 5月31日
 開場時間: 10:00 ~ 19:00

写真撮影:大和田 良

仏教学部 仏教学科 国際教養コース3年 
青木瑛由、川久保雄貴、中前いつき、中村菖太、松田紗矢香、山口春世

主催: 大正大学
後援: 豊島区
特別協力: 真如苑真澄寺/半蔵門ミュージアム/NPO東京画

閉廊日:2/1、2/2、2/3、2/21、3/5、4/5
※1/31、2/20、3/4は18:00で閉廊となります。

入場料:無料

出品作品: 写真作品 大和田良 17点  
『大日如来坐像』、『不動明王坐像』撮り下ろし作品
『現代における”中道”』を表現した作品 


映像作品 2点 
撮影ドキュメントムービー
『中道を考える』by 国際教養コース3年
青木瑛由、川久保雄貴、中前いつき、中村菖太、松田紗矢香、山口春世/各2点
『日常と中道』by 大和田良 


D'où venons-nous ? 
Que sommes-nous ? 
Où allons-nous ?  

われわれはどこから来たのか? われわれは何者か? われわれはどこへゆくのか?                    

Paul Gauguin(1848-1903)

第32回オリンピック・パラリンピックが開催される東京。世界中の熱い視線が日本に集まっています。アニメ、ゲーム、重層的なカルチャー、伝統と先進技術が共存するモノづくり、グローバルで先進的なアーバンライフに豊かな自然に恵まれた田舎暮らし、まさに“日本文化”を育んできた私たち、日本人の暮らし、その文化的な土壌に世界の人々に尽きない興味と関心を抱いています。

その日本人の精神風土に最大の影響を与えた思想をあげた仏教、仏教の伝来には諸説がありますが、6 世紀の半ばに仏像と経典が日本に伝わり、以来1500 年以上にわたり“日本人の生き方への指針”として、私たちの暮らしに隅々に深く浸透してきました。

美しい四季の変化、豊かな自然の幸に恵まれる反面、さまざまな自然災害にも襲われる島国、日本。我が国において、仏教は人と人を繋ぐ“想い”を醸成し、時代の流れに寄り添い、教育や戸籍管理などの社会的機能も果たしながら、日本人の国民性に大きな影響を与えてきました。

近年、西洋文明が築き上げてきた哲学や理論がさまざまな分野で軋みを見せる中、現役大学生の理解と分析の下、仏教の叡智のひとつ、そして大正大学の建学の4つの理念に掲げる“中道”をテーマに、日本の宝、世界の宝である仏像撮影を起点とし、写真家のみならず学生自身も写真を撮り、オリジナルな展覧会『中正なる道』を創り上げました。学内外のみなさまのご指導の下で、学生たちと読み解いた“中道”のひとつの風景です。本展を通し、多くの方々と現代における“中道”を考える空間となれば幸いです。

太田 菜穂子
指導教員 ESPACE KUU 空 キュレーター | 大正大学客員教授

| Project Mission | 

 「中道」というテーマでの展覧会の開催にあたり、何故私たちが曼荼羅をイメージし、今回の展覧会を創り上げようとしているかの経緯を最初に説明したい。

私たちがまず思い描いた「中道」へのイメージとは“極端な考えに偏らず、公正なものの見方が出来ること”であった。このことを踏まえると、ギャラリー内に両極とも言える事象を示す写真を配置し、鑑賞者はその中間に立っていただき、その全景が一望の下に視界におさめるような空間体験を提供することが重要なのではないかと考えるようになった。さらに詳しく仏像に関する文献を調べてゆくと、「中道」を一体で表彰するような仏像が存在しないことも判明してきた。

何故なら「中道」とは、どの仏もが内包する抽象的かつ根源的な概念であったからだ。さらにこの思考を深化させ、注意深く検証してゆくと、大日如来の本不生が「中道」の意味も含むという見解にも出会うことができた。

いずれにせよ一体の仏像では「中道」を表現できないというのが、私たちの揺ぎない判断である。よって撮影にあたっては、大日如来を中心とした仏の集合体、曼荼羅のイメージで「中道」を撮影し、会場を構成することができれば、その根本思想を表現できるはずだ。

曼荼羅には美しい構図、華やかな色彩のものが数多く存在する。こうしたエッセンスにも心を配り、展覧会を五感で感じる空間として作り上げることができれば、「中道」のみならず仏教の奥深い宇宙観、その深遠なる教義に触れる貴重なシーンになると考える。

松田紗矢香
仏教学科・国際教養コース3年


| Photographer’s Profile |

大和田 良
Ryo OHWADA 
写真家 | 東京工芸大学非常勤講師

1978年宮城県仙台市生まれ。
東京工芸大学大学院芸術学研究科メディアアート専攻修了。


2005年 スイス・エリゼ美術館 「reGeneration.50 Photographers of Tomorrow」展に
選出され以降、国内外で作品を発表。


2007年 初の写真集『prism』を青幻舎より刊行。
 フォトエッセイ集「ノーツ オン フォトグラフィー」(リブロアルテ)、写真集『FORM』(深水社)など著書多数。


2011年 日本写真協会賞新人賞受賞。 


| 会期中のプログラム | 

▶ ギャラリートーク&オープニング  

参加費:無料 

開催場所:ESPACE KUU空

1月11日(土)   16:00~17:30  アーティストトーク 

                       18:00~19:30  オープニングレセプション

4月18日(土)   15:00~16:30  写真家とキュレーターによるトークプログラム    


▶ 仏教への理解を深める関連書籍の展示と閲覧    

開催場所:大正大学付属図書館

1月11日(土)~ 1月31日(金) 『仏教と印刷文化のはなし』

3月11日(水)~ 4月15日(水) 『仏教のはなし』

4月22日(水)~ 5月29日(金) 『大正大学設立宗派のはなし』

※大正大学附属図書館の休館日: 日曜日


▶  『笑顔の花飾り〜心を癒す花の力』 

開催場所:ESPACE KUU 空

5月5日(火) ギャラリートーク&ワークショップ 講師:大谷幸生(フラワーアーティスト)

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