大正大学・エスパス空

Espace KUU - Taisho University

Espace KUU Espace KUU

2017年7月1日よりスタート

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まっすぐに生きる
『浅草善哉』から『一山』まで
古賀 絵里子 Eriko KOGA

会期: 2017年7月1日(土)~ 9月24日(日)
開場時間: 10:00 – 19:00
閉廊日: 8月14日(月)、15(火)、16日(水)
入場料: 無料
主催: 大正大学
後援:豊島区
特別協力: EMON PHOTO GALLERY、NPO東京画
会場: ESPACE KUU 空 (エスパス空)
大正大学 5号館1階 東京都豊島区西巣鴨3-20-1
出品作品: 約 20 点 写真+映像作品

「結局、私にとって『写真』以前に『人』があるのだろう。
人として少しでも良くありたい。
そう願う心が、自分に欠けているものを埋めるために、
ある場所へ、ある人の元へ通わせるのだと思う。
求めるものが目指す先にあって、対象の懐が深いほどのめり込んでいける。
それは信仰と同じような力かもしれない」(『一山』あとがきより)
古賀 絵里子

“何故、自分は写真を撮るのか?”
多くの写真家がその問いを自身に突きつけながらカメラを手にし、
今日も被写体の前に立っています。
写真を撮ること、それはこの世界の本質である
“地球の真理”、“生命の本質”を視覚化する行為そのものなのかもしれません。

古賀絵里子さんの写真行為とは、
かつても今も変わることなく一貫して、“人間そのものへの愛”を限りなく側に寄り添って、
克明に描き出すことのように感じます。
2011 年に発表された『浅草善哉』では、三社祭で出会った老夫婦との交流によって生まれた
普通の人々の日常生活に底流する“生きて、死ぬこと”、その事実が濃密に紡ぎ出されています。
2015 年に出版された『一山』では、
荘厳な自然から生命の温もりへの軌跡が典雅に描かれています。

なにもかもが省略化され、静かに考える時空間が失われようとする現代、
過去から未来にむかって延々と繰り返される『人間の営み』、『ささやかな幸せ』の価値と重さを
10 年余りにわたる彼女の写真を俯瞰し、
ひとりの女性が辿った“精神の軌跡”を辿りたいと思います。

太田 菜穂子 ESPACE KUU 空 |キュレーター

 

|Artist Biography|
古賀 絵里子
Eriko KOGA

1980 年福岡市生まれ。上智大学文学部フランス文学科卒業。2004 年フォト・ドキュメンタリー 「NIPPON」受賞。2011 年写真集『浅草善哉』(青幻舎)を出版し、翌年「さがみはら写真新人奨 励賞」を受賞。2014 年写真絵本『世界のともだち 12 カンボジア』(偕成社)を刊行、「厚生労働省 社会保障審議会児童福祉文化財・特別推薦」受賞。「日経ナショナルジオグラフィック写真賞」優 秀賞受賞。2015 年写真集『一山』(赤々舎)を発表、同年「KG+AWARD」グランプリ受賞。 2016 年「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭」で『TRYADHVAN』(赤々舎)を発表。 国内外で個展やグループ展を多数開催。 清里フォトアートミュージアム、フランス国立図書館などに作品収蔵。京都市在住。 http://kogaeriko.com