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まっすぐに生きる 『浅草善哉』から『一山』まで 
古賀 絵里子 Eriko KOGA

会期: 2017年7月1日~ 9月24日

主催: 大正大学
特別協力: EMON PHOTO GALLERY
後援:豊島区

「結局、私にとって『写真』以前に『人』があるのだろう。 人として少しでも良くありたい。 そう願う心が、自分に欠けているものを埋めるために、 ある場所へ、ある人の元へ通わせるのだと思う。 求めるものが目指す先にあって、対象の懐が深いほどのめり込んでいける。 それは信仰と同じような力かもしれない」(『一山』あとがきより)

“何故、自分は写真を撮るのか?” 多くの写真家がその問いを自身に突きつけながらカメラを手にし、 今日も被写体の前に立っています。 写真を撮ること、それはこの世界の本質である “地球の真理”、“生命の本質”を視覚化する行為そのものなのかもしれません。

古賀 絵里子


|Curator Statement|

古賀絵里子さんの写真行為とは、 かつても今も変わることなく一貫して、“人間そのものへの愛”を限りなく側に寄り添って、 克明に描き出すことのように感じます。

2011 年に発表された『浅草善哉』では、三社祭で出会った老夫婦との交流によって生まれた 普通の人々の日常生活に底流する“生きて、死ぬこと”、その事実が濃密に紡ぎ出されています。 2015 年に出版された『一山』では、 荘厳な自然から生命の温もりへの軌跡が典雅に描かれています。

なにもかもが省略化され、静かに考える時空間が失われようとする現代、 過去から未来にむかって延々と繰り返される『人間の営み』、『ささやかな幸せ』の価値と重さを 10 年余りにわたる彼女の写真を俯瞰し、 ひとりの女性が辿った“精神の軌跡”を辿りたいと思います。

太田 菜穂子 ESPACE KUU 空 キュレーター

|Artist Biography|

 古賀 絵里子 |  Eriko KOGA

1980 年福岡市生まれ。上智大学文学部フランス文学科卒業。2004 年フォト・ドキュメンタリー 「NIPPON」受賞。2011 年写真集『浅草善哉』(青幻舎)を出版し、翌年「さがみはら写真新人奨 励賞」を受賞。2014 年写真絵本『世界のともだち 12 カンボジア』(偕成社)を刊行、「厚生労働省 社会保障審議会児童福祉文化財・特別推薦」受賞。「日経ナショナルジオグラフィック写真賞」優 秀賞受賞。2015 年写真集『一山』(赤々舎)を発表、同年「KG+AWARD」グランプリ受賞。 2016 年「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭」で『TRYADHVAN』(赤々舎)を発表。 国内外で個展やグループ展を多数開催。 清里フォトアートミュージアム、フランス国立図書館などに作品収蔵。京都市在住。

http://kogaeriko.com

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