ESPACE KUU - TAISHO UNIVERSITY

大正大学・エスパス空

marie docher

会期: 2018年11月6日(火) 〜 2018年12月24日
開場時間: 10:00 - 19:00
入場料: 無料
主催: 大正大学
特別協力:NPO 東京画
会場: ESPACE KUU 空 (エスパス空) 大正大学5号館1階
東京都豊島区西巣鴨 3-20-1

 

本シリーズは風景の中に肉体を溶け込ませ、そこでの時間や天候との関係性を探るべく静止画像、ビデオそして太陽光印画プリントで構成されています。夏至を迎えようとする北欧の長い夏の一日、光も空模様も絶え間なく変化し、その感覚は確実に肉体にしみ込みます。その皮膚感覚は時間も経ても“確かなこと”として記憶されるのです。フランス語で“le temps”という言葉は、時間と気候の両方を意味します。

 

|Artist Biography| マリー・ドシェ

パリを拠点に活躍する。自身の作品のみならず、プロジェクトベースでの作品依頼による制作にも対応。世界各地での個展、グループ展に参加し、勢力的に作品を発表する。

Island without a shore

“The island without a shore” is a series of still images, video, and silver gelatin lumen prints which attempt to immerse the body into the landscape and explore its relationship with time and weather. In French language, the word “le temps” is a homophony which means both “time” and “weather”. This work links these two concepts. The long days of the Summer solstice, its duration of light and the constant change in weather accrues on the body. Over time, its physical effects is palpable.

写真には“時”をテーマとする作品が数多くあります。ただ、その中でもマリー・ドシェの姿勢は時の経過を美しさ、臨場感、さらにロジカルなストーリーとして描き出します。代表作のひとつ、『Santiago de Compostella(サンチャゴ・コンポステラ)』(2002)では、フランスとスペイン国境に位置するキリスト教の聖地にパリから単独徒歩巡礼に挑み、その道程で変化する自分自身を被写体とし、人間の肉体と精神の軌跡を描き出しました。それから十年後の2012 年に取り組んだのは北欧に流れる夏の時間の記憶です。異なる3つのメディアを併用して構成された作品は、美しい北欧の夏の時間と空気、さらにその時空間に溶け込んでゆく人間の姿を穏やかなひとつの風景として表現されています。“時間とは何か?”、“今、ここに生きていることとは?”